金属や木、革などに彫刻できる家庭用レーザーカッターのなかで、お手頃価格で買えるものをAliExpressからセレクトしました。
1. ORTUR レーザーマスター
先日China-gadgetでも紹介されていたこちらの機種、32ビットCPUを搭載し、アルミへの彫刻や電子基板のエッチングなどにも利用できる高性能な機種にもかかわらず、7ワットモデルが$145.99と、かなりお手頃な価格になっています。

出力の精度が高く、X/Y軸ともに12.5μmの精度で加工でき、カーブなどをなめらかに表現することができます。また加工物の大きさは160x150mmまで対応しているので、やや大きめの対象物でも加工できます。
AliExpressでのスコアも5.0と最高ですが、レビューはまだ少ないようです。
2. NEJE DK-8-KZ
こちらはコンパクトなボックス型の筐体のレーザーカッターで、アルミやアクリルを加工することができます。配送料は別ですが、なんとセールで$47という激安価格です。

底面の面積が14.5×16.0mmなので、テーブルの上などにも気軽に置くことができるサイズです。レーザー加工可能な範囲は38x38mmと狭いですが、スマートフォンなど小型の対象物をメインに加工するなら問題はありません。
AliExpressでのレビューも数がかなり多く、作例も多く載っているので安心できます。スコアは4.7とかなり高めです。
3. BXシリーズ レーザー彫刻機
330x190mmと、比較的広めの範囲に彫刻が可能な機種。T字型のシンプルなフレームが特徴の機種です。
レーザーの出力によってBX 2.3からBX 20までのラインナップがあり、高出力の機種では深さ5mmまでの彫刻が可能という記載があります。
ストアのページやレビューなどには作例が多めに投稿されており、見る限りかなり精度の高い加工が可能なようです。本体の形状はベッド部分がありませんので、安定した場所に設置する必要がありそうで、この点はボックスタイプのものに比べて気を使うかもしれません。
AliExpressでのレビューは5.0と非常に高く、レビュー内容にも若干の初期不良を思わせるもの以外、特に気になるネガティブなものはありませんでした。
4. 820100 デスクトップレーザー彫刻機
こちらは製品名がなく型番のみ記載されている商品。80x80mmと比較的広めのエリアに彫刻ができる機種です。

形状は上部を覆うような形状の半ドーム型になっていて、比較的安定性がありそうな形状です。木材・竹・ PCB ・革・紙・プラスチックなどを加工できるという説明が記載されています。
レビューのスコアは4.6と高めなのですが、★1のレビューをチェックすると、電源トランスに故障が起きるケースが数件報告されていますので、この点は注意が必要かもしれません。
まとめ
Enderシリーズなど、高性能3Dプリンターの低価格化はスラニューでもとりあげてきましたが、レーザーカッターもここまで低価格化が進んでいることには驚きます。
海外メディアにとりあげられていることもあり、ORTURレーザーマスターは特に気になる機種なので、スラニュー実験室でも導入を検討してみたいと思います。
また、AliExpressでは他にも低価格なレーザーカッターが多数出品されていますので、ぜひチェックしてみてください。
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