こないだハワイにドローン(Mavic Mini)を持ち込んで実際に空撮を行ってきました。その経験から、飛行機でハワイにドローンを持ち込み空撮するときにおさえておきたいポイントをまとめて解説します。

FAAへ機体を登録する
まず、FAA(アメリカ連邦航空局)に機体を登録しないといけないのは、0.55ポンド (250g) から 55ポンド (25 kg)までの機体が対象です。250g以下の機体については登録を行う必要はありません。また、25kgを超える機体は別途書面での申請が必要です。
なお、登録にはクレジットカード決済で5ドルかかりますが、登録なしの機体を飛ばすと当局につかまってしまう可能性がありますので必ず実施しましょう。
登録の手順
① リンク先でメールアドレスとパスワード(大文字、記号を入れた8文字以上)を入力
② メール(Confirm)が届いたら、文中のURLを開く
③ 「Back to Login」をタップ
④ ポップアップの「I Agree」をタップ
⑤ 1で設定したアカウントでログイン
⑥ 氏名・住所等を入力
⑦ Dashbord画面で、「Manage sUAS Inventory」をタップ
⑧ 「Add UAS」をタップ
⑨ 機体の名称やシリアルナンバーを入力する
⑩ 「Check Out」をタップして支払いを行う



※ 機体のシリアルナンバーはどこかに書いてあります。(DJI Sparkの場合はバッテリーを取り外したところに記載されていました)
上記の手順で登録が完了すれば、メールでPDFの登録証明書が届きます。その中の登録番号を、ドローンにシールかなにかで貼り付けておきます。
FAA禁止事項を確認する
機体をFAAに登録したからといって、ハワイならどこでも自由に飛ばしてよいということではありません。FAAのページに記載がある以下の厳守事項を把握しておきましょう。
- 機体を登録する
- 約121mの高度制限を守る
- 目視内で飛行する
- 飛行制限区域で飛行しない
- プライバシーに配慮する
- 特に空港周辺において他の航空機に注意する
- 人々の頭上やスタジアム上空などで飛行しない
- 災害発生現場を飛行しない
- 酒やドラックを飲んだまま操縦しない
ハワイの飛行禁止区域を確認する
ハワイの飛行禁止区域は、B4UFLYというアプリで確認できます。iOSアプリはこちら、Androidアプリはこちらからダウンロードできます。
なおDJIのフライトマップでも確認できます。見やすいのでおすすめします。

飛行機への持ち込み制限を確認する
ドローン本体は、手荷物でも預け荷物でも大丈夫です。(念のためチェックイン時にご確認ください)
ただし、ドローンの予備バッテリー等は航空会社によって数量や持ち込み方法が決められていますので、こちらのページで航空会社別のバッテリー持ち込み制限を確認しておくことをおすすめします。
以上が、ハワイでドローンを飛ばすために登録したり注意しなければいけないことのまとめです。せっかくのハワイ旅行でトラブルにならないために、ぜひチェックしておいてくださいね。
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