宇宙開発と聞くと、どういうイメージをもつだろうか。資金が豊富な有名ベンチャーが、大きなロケットを打ち上げる姿だろうか。
READYFORで発見したこのプロジェクト、一般の会社員や宇宙開発の経験がないメンバーが、小型衛星を開発して周回軌道にのせてしまおうというもの。

READYFORでは大人気のプロジェクトになっており、200名以上もの支援者を集めている。
ほんとにアマチュアなの?
リーマンサットは10代から60代までの男女メンバーが、自身の興味のあるプロジェクトにプライベートとバランスを取りながら参加しています。
会社員、学生、看護師、教員、自営業など多種多様なバックグラウンドを持つメンバーとの交流もリーマンサットの魅力の一つです。
https://www.rymansat.com/join
どうやら本当にアマチュアの方々らしい。実際に、ウェブサイトにはほぼサークルのノリの、楽しそうな写真が多数掲載されていた。

過去の活動

RSP-00は、JAXAで公募していた人工衛星放出プログラムにより、2018年10月6日に国際宇宙ステーション「きぼう」から宇宙空間に放出されました。
https://www.rymansat.com/satellites
リーマンサットはただの夢見る集団ではなさそうだ。彼らにはすでに、キューブ型サット(衛星)の初号機「RSP-00」を衛星軌道にのせた実績がある。
衛星はラズパイやArduinoという、秋葉原にいけばだれでも手に入る部品で作られているだけに、この衛星にはなにかとても親近感をおぼえる。
ミッションはこう(抜粋)
・宇宙ポスト(みんなから集めた「願いごと」をデータ化し宇宙に届ける) ・宇宙ポストで集めた願い事を、音声データとテキストデータに変換し、地球に送信する ・地球撮り
彼らの次の挑戦

今回調達した資金は、RSP-01という2号機のプロジェクトに活かされるそうだ。こんどは自撮りアームで衛星自身を自撮りしようというチャレンジだ。筐体も初号機と較べてとても洗練されている。

また、彼らはこのような、月面探査用ローバーの開発にもチャレンジしている。
まとめ
普通のSEなどサラリーマンの人でも、クラウドファンディングを利用しながら宇宙を目指せるということに、胸が熱くなる思いがした。活躍の場をひろげるこのプロジェクトを、これからもウォッチしていこうと思う。
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