Indiegogoでキャンペーン中のこのアイテム – I’m Back – は、中判カメラのフィルムバックのかわりに装着して、低コストでデジタル化するためのアイテムだ。

中判カメラとは、通常の35mmフィルムより相当に大きいサイズのフィルムを使用するカメラのことで、解像度が高く、大型フィルム特有のダイナミックなボケが特徴だ。昔からスタジオ撮影や風景・ポートレート撮影などにおいて、主にプロに多く利用されてきた。
現在でもこの中版カメラでしか撮れない絵があり、愛用しているユーザーが多い。海外の製品だとHasselblad(ハッセル・ブラッド)やRollei(ローライ)、日本の製品だとMamiya(マミヤ)の645、ZENZA BRONICA(ゼンザブロニカ)などが有名。

それらの中判フィルムカメラにこの「I’m Back」を装着すれば、デジタルの動画や静止画を撮ることができる。また、通常のフィルム撮影にもかんたんに切り替えができる。
本体はプラスチックとアルミニウムで構成されている。装着対象のカメラは幅広く、例えばMamiya C330、Zenza Bronica S、Rolleiflex Automat、Hasselblad、Mamiya RB67、Mamiya 645、Bronica Etrsiなどに対応する。
価格は2020年1月6日現在で、¥50,040〜となっている。

「I’m Back」は3.5インチのタッチスクリーン式LCDディスプレイ(Panasonic MN34120 16mp)を備えており、撮影した映像の確認もしやすそうだ。
静止画はJPGとRAWフォーマットで記録可能で、白黒やセピアモードもある。またバースト撮影モード(3-10ショット/秒)もある。動画は通常のものとスローモーション、タイムラプスが撮影可能。EVやISOの調整も可能だ。撮影した画像や動画は、最大128GBのMicro SDカードに記録される。
対応する中判カメラ
- Hasselblad 各シリーズ
- Bronica Etrs
- Bronica S
- Kiev 88
- Mamiya 645
- Mamiya C330
- Mamiya RB 67
- Pentax 6X7
- Pentax 645
- Rolleiflex Automat
- Bronica SQ A & B
- Mamiya RZ67
- Mamiya 645 PRO TL
- Rolleiflex 6000 series
- Rolleiflex model E and F
- Yashica MAT 124 series
- Mamiya 645 AFD
Hasselbladなどでデジタルフォトを撮影し、Instagramに投稿する。どんな味のある写真になるのか。ものすごく魅力的で、クリエイティブで、なにより楽しそうだ。
興味のある方はぜひ、詳しい仕様をIndiegogoのキャンペーンページで確認してみてほしい。
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