スラニューの記事の写真を本気で撮るときは、SONYのRX1Rというカメラを使っています。このカメラ、画質というか画の雰囲気がすばらしいのでとても気に入っていますが、マクロ撮影がいまいちなのです。

寄れないのが悩み。
つまり対象物に「寄れない」のです。小さなものに近づきすぎるとピントが合いません。レンズが交換できないタイプなので、レンズが35mmということもあり、どうしても小物の撮影はきびしいのです。毎回、あとで画像をクロップする(切り抜く)作業などが発生します。
クローズアップレンズを買った
そこで、カメラレンズにフィルタのように装着できる「クローズアップレンズ」を買ってみました。

購入したのは、このmarumiのMC CLOSE-UP+4です。お値段なんとたったの¥945です。この値段だけでもおすすめできます。
+4というのはラインナップのなかで、一番補正が強いタイプです。これでいまいち寄れなかったRX1Rが、どの程度寄れるようになるのか、実際に撮影してみます。
まずはクローズアップレンズ非装着で


おなじみのAppleのリモコンを、目一杯寄って撮影してみました。「MENU」ボタンにピントしているはずです。これがクローズアップの限界で、レンズとの距離は10cmぐらいです。
これだと小物のディテールを紹介したい時などは、非常に厳しいものがあります。レンズ交換式のカメラならマクロレンズが使えますが、単焦点固定式の辛いところです。
今度はクローズアップレンズを装着


いかがでしょうか。ちょっとピントが「MENUボタン」より奥にいってしまいましたが、すばらしく寄れるようになりました。
ちなみに両方とも、クロップ処理は一切していない状態です。ここまで寄ることができれば、小物の写真も問題なく撮ることができます。
画質はどうか
よくレンズのレビューなどで、周辺部のシャープネスや減光がどうかなどと、撮った画像をすごく拡大して解析されているのをみますが、スラニュー編集長としては「そんなのはどうだっていい」と考えています。
大切なのは中央寄り主要部のシャープネスと、全体の「画の雰囲気」をこのフィルターがこわさないかどうかです。今回試し撮りでは、若干ソフトにはなるものの、十分に実用に耐える画質だということがわかりました。
レンズ本体の形状


レンズ自体は普通のプロテクターのようなフィルタとあまり変わりません。レンズが凸レンズのようになっています。スクリュー式でレンズの全面に装着します。
なお、今回はRX1R用に49mmを購入しましたが、他のサイズでもあまり見た目は変わらないようです。
結論
同じように、固定レンズのカメラを持っている方や、マクロレンズは高くて手を出しにくいと思っている方には、このmarumiのクローズアップレンズはおすすめできます。なにしろ値段がKenkoの製品
クローズアップレンズ選びの参考にしてみてください。
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