MacBook Pro 13インチを使いながら充電したいのに、社外製のACアダプタでうまく充電されないという現象にイライラしている方。それは使っている充電器のワット数が足りていない場合があります。
その場合、電源を落として充電していればある程度バッテリーはチャージされますが、MacBookを動かして作業しながら作業していると、なんかジリジリとバッテリ残量が減っていくということが起きます。
給電モードと、充電モードとは?
MacBook ProはACアダプタをつなぐと画面右上のバッテリーのマークが変わるので、てっきり「充電されている」と思ってしまいますが、実は2つのモードが存在するのです。電池アイコンに注目してください。
給電モード
このモードは、バッテリーの充電はできていない状態です。バッテリー消費をゆるやかにする程度の給電はできていますが、バッテリーの残量は増えていかないはずです。

充電モード
このモードは、ちゃんとMacBookを使用しながらも充電ができている状態です。MacBookを利用していてもバッテリー残量が少しづつ増えていっているはずです。

一見、充電されてそうでバッテリーが減っていってしまうことがあるのが「給電モード」だ。
なぜ給電モードになってしまうのか
給電モードになり、バッテリーの残量が増えていかない原因は、ACアダプタの給電能力が足りていないことが原因です。Appleの純正充電器の規格にはいくつかの種類があり、純正のアダプタであっても、別の機種のものを利用したり、社外製のACアダプタの出力が不足していたりすると、この状態になります。
Appleの61Wアダプタ
MacBook Pro 13インチモデルに付属

Appleの87Wアダプタ
MacBook Pro 15インチモデルに付属

Appleの96Wアダプタ
MacBook Pro 16インチモデルに付属



社外製のACアダプタを利用する場合、各純正の出力ワット数と同等の性能のものでないと「給電モード」になってしまう可能性が高いといえます。
純正61Wアダプタが付属している機種には、30Wクラスの社外ACアダプタではスペックが足りてないよ。
USB-PD規格充電器との対応表
各MacBookのモデルで使用するACアダプタは、USB-PD規格のものであれば以下のスペックが求められる。
MacBook 12インチ | 30W(PD30) |
MacBook Pro 13インチ | 60W(PD60) |
MacBook Pro 15インチ | 60W〜100W |
MacBook Pro 16インチ | 60W〜100W |
これを満たさなくても充電できる場合はあるが、基本的に純正のW(ワッテージ)を下回らないほうが良いよ。
MacBook Pro におすすめのACアダプタ
1. Anker PowerPort Speed 1 PD60
信頼性の高いAnkerの60W USB-PDモデル。形状はスタンダードで、USB Type-Cポートが1つ搭載されている。PD60に対応し、最大60ワットでの給電が可能。




まずはAnker製品をおすすめしたい。60W給電できるので、MacBook Pro 13を使いながら充電することができるよ。
2. AUKEY PA-D4 60W GaN
Aukeyの製品も信頼性が高い。GaN(窒素ガリウム)を採用し、発熱性の低さも特徴。純正のACアダプタと比較してコンパクトなのもポイントが高い。




AUKEY製品も品質には定評がある。GaN採用の最新モデル。こちらもMacBook Pro 13を使いながら充電することができるよ。
3. RAVPower 61W USB-C 急速充電器
レビューも良好なRAVPowerの製品。こちらもGaN(窒素ガリウム)を採用。60Wクラスとしては世界最小最軽量クラスで、日常の持ち歩きには最適なモデル。




PD60の製品で、このサイズは本当にすごい。レビューも良好で安心して購入することができる。これはベストバイかもしれない。
まとめ
ACアダプタの規格というのはよくわからない方が多いと思います。同じUSB Type-Cの形状の充電器でも、買ってみたら思い通りチャージできないということもよく起こるので、対応機器とワッテージの関係をしっかりチェックしてから購入したいところです。本記事が参考になれば幸いです。
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