AppleWatchのさまざまなアプリを使い倒してわかった、それぞれのアプリの特徴や、できないことをまとめまていきます。この記事では、編集長が愛用しているStravaについて解説します。

Stravaとは
「ランニングとサイクリストのための No. 1 アプリ」というタイトル通り、普段のトレーニングでランニングとロードバイクを両方やっている人、もしくはロードバイクのみをトレーニングしている人に特におすすめのトレーニング用アプリです。
Stravaの基本的な特徴
まずは、Stravaの基本的な特徴から解説します。
Apple Watchに対応
iPhoneユーザーはトレーニング用ウォッチにApple Watchを利用する方が多いと思いますが、StravaはApple Watch用の完成度の高いアプリを提供しています。
Apple Watch用アプリのないトレーニングアプリもありますので、Apple Watchユーザーならここは最低限おさえておきたいポイントです。
友達やチームメイトとつながれる
友達やチームメイトとトレーニングの結果を共有できます。これはトレーニングのモチベーションを維持するためにとても重要です。
利用者数でいえばNike Run ClubやAdidas Running(旧:Runtastic)が多いと思いますが、Stravaは本格的に取り組んでいるアスリートの利用率が高いようです。
Stravaはなぜ良いのか
Stravaには色々な機能がありますが、その中でも日々使うなかで特に気に入っている点を、4つ解説したいと思います。
- トレーニングの分析が他のアプリより多彩
- ランだけでなく、ロードバイク・スイムに特化した機能が備わっている
- 「アチーブメント」がトレーニングのやる気を引き出してくれる
- 「相対的エフォート」を使うと、トレーニング計画がたてやすくなる(Summit機能)
トレーニングの分析が多彩
メインフィード画面
まず、距離やペース、アチーブメント(区間での自己新記録や他のStravaユーザーとのランキング)、走ったコースマップなどがダイジェスト表示される。

詳細画面
この画面ではさらに、獲得高度や消費カロリー、平均心拍数などが表示される。ロードバイクの場合は平均パワーも表示される。平均パワーはパワーメーターがないと普通知ることはできないが、Stravaは推定値を表示してくれる。

高度
ここでは、コースの高度変化や獲得高度、最高高度が表示される。

ペース
スタートからゴールまでのペース変化をグラフで確認できる。高度があわせてグラフに表示されるので、高度変化とペースの関係を把握できる。

スプリット
任意の距離ごとのタイムや心拍数を、時系列で見ることができる。こちらも高度があわせてグラフに表示されるので、上りで落ちるタイムなどが把握できてペースづくりの参考になる。

心拍数
Apple Watchで計測された心拍数が、高度変化と重ねてグラフ表示される。目標心拍数を維持できたかどうか、リカバリーがうまく出来たかどうかを確認しやすい。

アチーブメントがやる気を引き出してくれる
これがStravaアプリの一番おもしろいところかもしれません。同じコースを走った他のStravaユーザーとのタイム比較が表示され、自分が「今日」や「今年」何位ぐらいだったかわかるようになっています。
自己ベスト
区間ごとに過去の自分と比較し、3位以内に入るとゴールド〜ブロンズのメダルでおしえてくれます。この区間自己記録が出ると、自分の成長を実感できてとてもテンションがあがります。

リーダーボード
区間ごとに他のStravaユーザーとのランキングがわかる。自分のタイムが全体のどのあたりに位置しているかがわかり、トレーニングのはげみになる。順位が上がったときはとてもうれしい。



相対的エフォートを使うとトレーニング計画がたてやすい


これは有料の「Summit」に加入すると使える機能ですが、自分の今週のトレーニングが不足しているか、それともオーバーワークかを教えてくれます。
トレーニング量の急激な変化は故障にもつながるので、この機能は非常に便利です。個人的にはSummit機能を使うことをおすすめします。
有料のSummitパッケージは3つ
トレーニングパック(¥300/月)
- リアルタイムGPSトラッキング
- ゴール設定のカスタマイズ機能(タイム/距離/パワー/区間)
- レース分析(ペース変動とスプリットをさらに詳しく)
- 年齢/体重ごとのレベル別リーダーボード
- お気に入りのStrava区間におけるKOMとPRの分析
セーフティパック(¥300/月)
- パーソナルヒートマップ
- Beacon機能(アクティビティ中の位置情報をリアルタイムに仲間と共有)
アナリシスパック(¥300/月)
- ペースゾーンやラップデータを視覚化するワークアウト分析
- 継続的なワークアウトから運動とレストのタイミングを分析するFitness & Freshness
- 個人のベストタイムや他のアスリートとリアルタイムに競うことができるLive Segments
- パワーメーターのデータをもとにパフォーマンスとフィットネスを評価するパワー分析
- 無理のない安定したトレーニングの指標となる相対的エフォート。
これらの機能をすべて契約すれば¥800/月にディスカウントされます。また、年間分の支払い契約ならさらにディスカウントされます。
普段、ランやロードバイクでトレーニングをしている人なら「アナリシスパック」を契約するのがオススメです。特に前述の「相対的エフォート」が利用できるメリットを感じています。
まとめ
いろいろなトレーニング用アプリを利用してきた筆者が最後にたどり着いたのがこのStravaでした。ある程度本気でトレーニングに励んでいる人、ランとロードバイクを両方やっている人には特におすすめしたいアプリです。
Apple Watchを利用している方は、ぜひアプリ選びの参考にしてみてください。
この記事へのコメントはありません。