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ドローン空撮で鉄道車両を3Dモデリングする「CAD鉄」のクールなプロジェクト。


Source: https://www.cadtetsu.jp

3Dプリンタ関連で注目のプロジェクトを紹介したい。「3Dプリンターで鉄道模型を楽しむコミュニティ」として活動中のCAD鉄が、昨年の12月に実施したプロジェクトだ。

このプロジェクトは、実際の鉄道の写真をドローンで撮影し、撮影した画像データを「フォトグラメトリ」という技術で3D CADデータに変換。それを3Dプリンタで出力してしまおうというもの。

本プロジェクトで3Dモデル化されるのは「キハ30」という鉄道の車両。撮影は昨年の12/8(日)に、千葉県南房総の鉄道事業者「いすみ鉄道」の協力のもと、国吉駅で行われた。

Facebookページのハッシュタグおよび、Twitterに公開されている動画によると、この空撮にはDJI Mavic Mini ドローンが使用されているようだ。

このプロジェクトで利用されている「フォトグラメトリ」とは、複数の画像から3Dデータを作成する技術。

画像自体は通常の写真、もしくは動画から抽出された静止画を利用するが、モデリング精度を高めるためには数百点以上におよぶ全周囲からの画像データを必要とする。3Dモデリングデータは、例えば3DFゼファーといった専用のソフトウエアを利用して演算を行い生成される。

今回、CAD鉄が実施したような、ドローンで撮影した静止画をもとに3Dデータ化する取り組みは、まだ一般的に広く認知されているとは言えない。このような仕組みを他の分野にも応用すれば、さらにたくさんのプロジェクトが生まれるかもしれない。

なお、CAD鉄はこのプロジェクト以外にも、さまざまな高精度の鉄道模型を3Dプリンタで制作している。鉄道模型ファンでなくても気になる取り組みなので、引き続き注目していきたい。

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